開封率の高い時間に自動配信!インテリジェントタイミングについて紹介!#Braze
Brazeにはインテリジェントタイミングというユーザー単位で開封率が高い時間を判定しメッセージを自動配信する機能があります。
本記事ではインテリジェントタイミングの解説と使い方を紹介します。
すごい便利な機能なのでBrazeをお使いの方は、ぜひ使いこなせるようになってください。
インテリジェントタイミングとは
まず始めにインテリジェントタイミングがどのようにして開封率が高い時間を判定しているか、を説明します。
インテリジェントタイミングはBrazeに蓄積されたデータを元に、過去ユーザーの開封率が1番高い時間帯を自動判定してメッセージを配信します。
判定するデータ量が少ない場合
蓄積されたデータが元になっているため、十分なデータが蓄積されていないユーザーの場合は以下のフォールバック時間のいずれかに則り配信します。
- アプリの使用率が最も高い時間帯 (全ユーザーが対象)
- 特定のカスタムフォールバック時刻 (ユーザーのローカルタイムゾーン)
アプリの使用率が最も高い時間帯はアプリグループの平均セッション開始時間で判定されます。
まれなケースですが、そのセッションが判定できるデータ量も十分ではない場合、ユーザーのローカルタイムゾーンで午後5時に送信されます。
そのユーザーのローカルタイムゾーンが不明な場合は、Brazeで設定している会社のタイムゾーン計算で午後5時に送信されます。
特定のカスタムフォールバック時刻はユーザーのローカルタイムゾーンで指定された時間に配信されます。
ユーザーのローカルタイムゾーンが不明の場合はBrazeで設定している会社のタイムゾーンの時間に配信されます。
キャンペーンの設定から送信日まで24時間を切っていてかつ、インテリジェントタイミングで判定した時間が既に過ぎていたユーザーがいた場合は、特定のカスタムフォールバック時刻で配信されます。
その特定のカスタムフォールバック時刻が既に過ぎていた場合は、メッセージはすぐに配信されます。
インテリジェントタイミングのユースケース
今まで時間を指定したメッセージ配信しかしてこなかった方には、インテリジェントタイミングの使い所がいまいちピンとこないかもしれません。
インテリジェントタイミングがハマるユースケースとしては、以下のようなパターンがあります。
- 時間を指定しないキャンペーンの配信
- 複数のタイムゾーンのユーザーへの配信
- 最も高い開封率を狙いたい場合
「開封率のアップ」よりも「決められた時間の配信を優先したい」場合などはインテリジェントタイミングではなく、時間指定での配信で設定をしたがいいですね。
ただ、その決められた時間を○時〜○時の間など、ある程度幅を持たせられる場合は、その制限時間内でインテリジェントタイミングを使用するという使い方もできます。
具体的な使い方については以下で紹介します。
インテリジェントタイミングの使い方
キャンペーンの場合
キャンペーンではメッセージの配信トリガーを設定する際にインテリジェントタイミングを設定します。
②Schedule DeliveryでScheduled Deliveryを選択し、Time-Based Scheduling Optionsでインテリジェントなタイミングを選択します。
配信時間を特定の時間枠内に制限したい場合はOnly send messages within specific hoursにチェックを入れます。
指定した制限時間内に開封を1番狙える時間があれば、その時間に配信がされます。
開封を1番狙える時間が制限時間外にある場合は、制限時間内の端で配信がされます。
インテリジェントタイミングの判定に十分なデータ量がないユーザーは、以下いずれかの選択した判定に則り配信されます。
配信時間のプレビューではインテリジェントタイミングで配信する時間別のユーザー推定数を見ることができます。
ちょっと上のデータはサンプル数が少な過ぎて寂しいですが、ユーザー数が多いとたくさんの棒グラフが出てきます。
キャンバスの場合
キャンバスではメッセージの設定をする時にインテリジェントタイミングを設定できます。
「メッセージを設定」の配信設定でインテリジェントタイミングを使用中にチェックを入れます。
まとめ
以上、インテリジェントタイミングのご紹介でした!
メッセージを配信する際、スケジュールをトリガーにしている方はこのインテリジェントタイミングを使用してみると開封率がグーンとアップするかもしれません。
理論上は指定の時間に一括配信するよりは効果的なはずなので、開封率アップを目指している方はぜひお使いください。